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フルマネージドのクラウドデータハブにより、創薬を加速しAI活用を促進

※本資料は、米国カリフォルニア州にて2019年5月14日(現地時間)に発表したプレスリリースの日本語翻訳版です

複雑化するデータ統合をシンプルにするための次世代型データプラットフォームを提供するMarkLogic Corporationは本日、「MarkLogic®ファーマリサーチハブ」を発表しました。これは製薬会社の治験コスト削減および研究の加速を目的としたもので、一元化されたクラウドサービスによって、研究者が質の高いデータ(遺伝子、プロテオミクス、医薬品、テキスト、バイナリ、臨床データなど)を素早くかつ容易に、発見、統合、共有できるようになります。

MarkLogicファーマリサーチハブは、機械学習やその他の高度技術(セマンティック、ファジーマッチ、関連度順ランキング、リッチなメタデータなど)を利用して、情報の管理、整理、抽出を行います。フルマネージドのクラウドサービスであるため数分でセットアップが可能で、カスタム開発されたソリューションに比べて10倍の速度でデータを読み込めます。面倒なIT管理は不要です。

MarkLogicのビル・フォックス(業種戦略グループVPおよびヘルスケア&ライフサイエンス担当CSO)は次のように述べています。「旧来のテクノロジーを使っているために身近な一部のデータにしかアクセスできない研究者たちは、間違いを犯しやすくなるだけでなく金額換算で数百億円規模の時間を無駄にしています。また、さらに重要なことに創薬に時間がかかり過ぎたために救えた命も救えなくなる可能性があります。私たちは、大量のデータに元々のかたちのままアクセスできるだけでなく、あらゆるデータ間の関係を理解できるようなクラウドサービスを提供します。こういったデータを活用することで、命にかかわる医薬品の発見を加速できるようになります」。

グローバル大手製薬企業5社、またその他の大手ヘルスケア組織との共同作業において、MarkLogicは自身のデータハブ技術を活用することで、製薬企業が抱えるビジネスやデータの課題解決をお手伝いしてきました。例えば、以下のようなことを行っています。

  • 関係性の検索と視覚化:内在するあらゆる関係性を活用することで、データの繋がりを表現したグラフを表示、ナビゲート、検索できます。データ間のこれらの関係性(研究者/所属機関/同僚、遺伝子/医薬品/代謝経路)を視覚化することで創薬を加速できます。
  • 機械学習の活用:データの質が向上すれば、検索結果も向上します。MarkLogicのスマートマスタリングは、機械学習を使って関連・重複するアイテムを発見・統合し、全データのナレッジグラフを構築します。これに加えて、データ品質ルールをデータ読み込み時に適用できます。高品質のマスタリング済みのデータを使うことで、リサーチ結果は劇的に向上します。また下流のバイオインフォマティクスやAI分析が改善されます。
  • あらゆる製薬データセットを読み込み:MarkLogicファーマリサーチハブには、文献、著者、医薬品、遺伝子をはじめあらゆる製薬情報を読み込めます。これにより企業は統合済みの情報に素早くアクセスして研究を実施できます。

IDCのアラン・ルイ氏(ライフサイエンスリサーチディレクター)は次のように述べています。「多くのデータ分析課題を解決できる技術の進化やヘルスケア業界の厳しい規制に対応するために、ライフサイエンスのR&Dではデータ管理ソリューションの本格導入が必要です。業界に特化したこの新しいテクノロジーによって、短期間での大きな価値創出が約束されるほか、今後数十年における製薬業界の進化を促す新しいベストプラクティスが生み出されます」。

MarkLogicファーマリサーチハブは、複数のユーザー組織から得られたベストプラクティスを標準化し拡張しています。その基盤となるMarkLogicデータハブプラットフォームは、これまでの20年近くの間、極めて複雑な業務に利用されてきています。このプラットフォームはペタバイトレベルに対応できるだけでなく、小規模なデータセットに対してもコスト効率良く利用できます。また当初より、ガバナンスならびにセキュリティが備わっています。この点が、結果が出るまでに何年も待たなければならないHadoop®のデータレイクとの違いです。

MarkLogicファーマリサーチハブの詳細情報(英語)は、こちらで確認できます。


お知らせ

本プレスリリースは、MarkLogicが米国で2019年5月14日(現地時間)に開催するユーザーカンファレンス「MarkLogic World 2019」で発表しました。MarkLogic Worldは本年10月に東京でも開催予定です。