ラスベガス – 2016年2月29日 – オペレーショナルでありトランズアクショナルな基幹業務に対応したエンタープライズNoSQLデータベースの大手企業であるMarkLogic Corporationは、本日、HIMSS(Healthcare Information and Management Systems Society/医療情報管理システム学会)の2016年度のAnnual Conference & Exhibitionで、グローバルな医療機関と政府機関がMarkLogic®データベースを利用してユーザーにより良いサービスを提供し、業務の目標を超えていることを発表しました。MarkLogicデータベースは分断されたデータを統合してデータの「360度ビュー」と、M*ModalやHealthCare.govのような組織向けのリアルタイムの情報フローを実現します。ユーザーがあらゆるデータを利用できるようにすることで、MarkLogicは患者ケアやビジネス意思決定を改善し、M&Aプロセスやデータ交換を合理化し、管理、運用、請求のコストを削減します。これまでにMarkLogicデータベースは民間医療企業の上位5社のうちの2社、また、メディケア/メディケイド管理医療企業の上位3社のすべてにサービスを提供しています。
データ統合は医療機関の最大の課題であり、統合されていないことによる遺失利益は1年当たり3420億ドルにものぼります(最近のMeriTalkの調査による)。保管される医療データの量は2010年から4倍に増加しています。医療機関が一般的に自らの生成したデータの90パーセントを無視しているのはこのことが原因となっているとも考えられます。リレーショナルデータベースやETL(Extract Transform and Load)ツール、データサイロのような従来のソリューションは、データに関する今日の課題に対応できるようには設計されておらず、アジャイル性、タイムリー性、コスト効率性のいずれも実現できません(実際のところ、多くの医療機関がデータの分断をなくすことに苦労しています)。これらの問題を解決してさらに多くの利益を獲得するために、医療業界の機関や組織、サプライヤやシステムインテグレータは、MarkLogicデータベースのような新世代の技術を実装して分断されたデータを統合し、インフラストラクチャのアジャイル性を高めて業務の目標を超えています。
「多くの医療施設で何千人もの同時アクセスユーザーをサポートし、毎日リアルタイムで音声ベースの数百万件のドキュメントをエンコーディングしています。これはリレーショナルデータベースでは達成できなかったことです。データの量が多くさまざまなタイプのデータが存在することにより、新世代の技術を使用することが必要になりました。これがMarkLogicデータベースを選んだ理由です」と、M*Modalのソリューション担当副社長であるAaron Brauser氏は語ります。「MarkLogicデータベースでソリューションを構築したおかげで、M*Modal固有の自然言語理解技術でナラティブな臨床書類をリアルタイムに分析できるようになりました。この独自のリアルタイム臨床インテリジェンスにより弊社のクライアントは、医師が臨床記録を作成すると同時に実際の患者ケアと書類の間にあるギャップを識別して修正できます。そのためクライアントは患者ケアをより適切に、スマートに、迅速に提供できるようになり、同時に医師のワークフローと環境も改善されました」
「現代のデータに関する今日の課題の解決には、現代のデータ要件向けに設計された技術を使うのが最適です。変化し続ける不安定な、ポリシードリブンな環境をITインフラストラクチャの課題に加えると、困難な要件に対応するには強力でアジャイルな技術が必要であることがわかります」と、CMS(Centers for Medicare and Medicaid Services)の前副CIO兼技術ソリューション事業副ディレクターであるHenry Chao氏は語ります。「MarkLogicデータベースのおかげでCMSは目標をわずか数か月で達成できました。今日までに1100万人を超える登録ユーザーがいます」
リアルタイムの情報フローは動的な情報提供を実現し、360度のビューはユーザー(患者、従業員など)それぞれに関する該当する情報をすべて集計します。MarkLogicデータベースで実現されるこれらの利点は医療機関やヘルスケア企業に次のような多くの点で役立ちます。
「医療業界では急速で大幅な変化が発生するので、成功できる組織は、データ全体にわたってインサイトを活用することで競争の激しい市場での適応力を獲得し、最適な形で患者、消費者、従業員にサービスを提供する必要があることを理解しています。そのためには、セキュアで完全にトランザクショナルなシステム内での、より容易でコスト効果の高いデータ統合が必要です」と、MarkLogicのヘルスケア&ライフサイエンス担当副社長、Bill Fox( JD、MA)は語ります。「MarkLogicデータベースは、政府レベルのセキュリティや高可用性などのエンタープライズ機能を最初から備えて構築されています。その一方で、混合データ(画像、テキスト、ビデオなど)をすばやく簡単に「そのまま」統合できる柔軟なアーキテクチャも備えています。エンタープライズに不可欠な要素とアジャイル性というこの独自の組み合わせが、医療機関を革新と成功へと推し進めています」
MarkLogicデータベースの詳細については、MarkLogicの日本語Webサイトをご確認ください。
HealthCare.govで行われたMarkLogicデータベースの実装の詳細については、ブログ、ケーススタディ、インフォグラフィックをご覧ください。
M*Modalの詳細、およびM*Modalで行われたMarkLogicデータベースの実装の詳細については、ケーススタディをご覧ください。