エンタープライズIT企業の買収はそう珍しいものではありませんが、今回の買収に特筆すべきものがあるとしたらそれは何でしょうか。私のように業界の動向を注視している人にとっては、今回の買収は「未来を象徴するもの」と感じられるでしょう。
まず1つめのテーマとして、コンプレックス(複雑な)データがあります。データから価値を得るには、データを関連付けなければなりません。シンプルなデータの方がコンプレックスデータよりも関連付けが楽です。というのもコンプレックスデータを関連付けるには、メタデータを作成して利用する必要があるからです。生成されるコンプレックスデータは増えていますが、これはコンプレックスデータにそれだけ潜在的な価値があるためであり、このテーマはデータマネジメントの世界で重要性を増しています。
例えばMarkLogicのカスタマーは、あらゆるソースからのあらゆる形式のデータを取り込み、メタデータを強化して関連付けています。その結果、「人間の理解」をエンコードしたモデルができあがり、それを検索や発見に利用したり、新しいアプリケーションを作成したり、他の分析や機械学習の取り組みを強化したりすることができるようになっています。
ここで重要なのは、人間が得意とする「意図を把握する」という能力です。そしてこここそがSmartlogicの出番なのです。そのユニークなセマンティックAIは、意図の把握が得意です。これはさまざまな種類のコンプレックスデータ(特にあらゆる種類の人間のコミュニケーション、文書や契約書、レポートなど)において特に有効であり、さまざまな業種やユースケースに対応できます。
定義済みのコンテキスト内で意図を把握することは、機械だけでなく人間にとっても、ほぼ普遍的な課題であることが判明しています。
機能的にいうと、Smartlogicは極めて扱いが困難なコンプレックスデータタイプから関連するメタデータおよびコンテキストを抽出し、MarkLogicプラットフォームに提供します。データとメタデータを一緒にしておくことで、新たなインサイトを迅速に活用できます。
ここで、「ツール+プラットフォーム」という形態が浮かび上がってきます。つまり、メタデータの収集、強化、関連付けに優れたツールを、作業結果を迅速に業務利用できるメタデータセントリックな一元化データプラットフォーム上で利用できるということです。
非常に強力なツールと非常に強力なプラットフォームを組み合わせて統合することで、お互いのお客様に対してさらに価値を提供できます。
ここで注目すべき2つめの大きなテーマとして、統合があります。セグメントの統合はガートナーのマジック・クアドラントレポートにおいて定義されています。業界セグメントの「統合」自体は新しいものではありませんが、それがどこに現れるかは常に興味深いものです。
ここで、「ガートナー・マジック・クアドラント:クラウドデータベース管理システム」を見てみましょう。ここには、主に開発者向けの新しい特化型ソリューションが大量に登場しています。現在こういったものが、お客様やベンダー、投資家から強く注目されています。
飛ぶ鳥を落とす勢いの新しいデータベース会社の話を聞くたびに、私は自問します。「その製品で顧客が抱えるどのような問題を解決できるのか」と。特化型データベースがいくつ市場で必要とされているのか、私にはわかりません。そしてこの分野ではオラクルが依然としてNo.1であり、しばらくのあいだそうあり続けることは間違いありません。
一方、淘汰が近々起こるであろうことは想像に難くありません。十分な利益が見いだせないところにベンチャーキャピタルが集まりすぎている状況になっているからです。一方、MarkLogicでは、だいぶ以前から大企業や政府機関が主要顧客となっています。
またMarkLogicは、他のテクノロジーでは実現できない方法で、独特なコンプレックスデータ問題をエンタープライズ規模で解決してきています。今回Smartlogicと提携することにより、MarkLogicと他社製品の違いがさらにはっきりとするでしょう。
お客様にコンプレックスデータ問題があるかぎり、MarkLogicは最も複雑なデータを最も価値ある資産に変えるべくお手伝いをしていきます。
Smartlogicの素晴らしいお客様、パートナー、そして社員の皆様を心から歓迎いたします。
近いうちに一緒に素晴らしいことをするのを楽しみにしています。
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