企業がMDM(マスターデータ管理)を検討しはじめる要因は、たくさんあります。通常、各業務部門には以下のような課題があることでしょう(それぞれの重要性は各部門のニーズによって異なります)。
しかし技術的な課題(部分的にはレガシー技術のせい)によって、こういったビジネス目標は達成できないことがあります。初期のDXプロジェクトの多くは、ビジネスイノベーション/トランスフォーメーションで求められるMDMシステムの機能を全くあるいは部分的にしか提供できませんでした。提供できなかった機能として以下のものがあります。
通常、リレーショナルに基づくMDMでは、プロジェクトの初期段階で対象データソースのモデリングを行い、その後すべての入力データソースを適合すべきデータモデルを1つ作成します。しかしデータを変換してこの標準的データモデルに準拠させるには、大量のETLが必要です。また、この作業に時間がかかっている間に、世の中の状況もメインシステムのデータスキーマも当然のことながら変わっていきます。そしてこれらの変更のたびに、その分析と対応作業が必要となります。
通常、共通データ項目の格納方法は複数存在します。この結果、散在する同一ビジネスエンティティに関するレコードをまとめようとした場合、どのレコードの信頼性が最も高い/正確なのかについての判断が困難です。
またグローバリゼーションによって、データ管理がさらに困難かつ複雑になるという問題もいろいろと発生しています。例えば、複数の言語/文字セットの問題、またグローバルでの業務展開によりデータを24時間体制で提供しなければならないという課題があります。
このようにプロジェクトが非常に複雑なため、「あらゆるシステムと他のプラットフォームとのやり取り」「データのミスマッチ」「業務部門からのニーズが変わり続ける」などに対処するにはまず何をすべきかが分かりづらいです。
MarkLogicは、お客様のこういった問題を長年にわたって解決してきています。MarkLogicのプラットフォームを使うと、MDMの重要要件を満たしながらも、複雑なデータ(コンプレックスデータ)から価値を引き出すことができます。
それでは、こういったプラットフォームの成功には何が必要なのでしょうか。それは「小さく始めて(スモールスタート)、アジャイルを維持し、価値を生み出し、反復する」ということです。
さて「デジタル加速化」シリーズの次のイベントは「MarkLogicによるMDMの強化」 です(英語)。今回は、MuleSoft、EBCONT、Blue MeteorといったMarkLogicのユーザーおよびパートナーをゲストに迎えます。MDMのあらゆる要素(データ統合、第三者提供データ、データガバナンス、データセキュリティなど)について、また将来にわたって利用可能かつアジャイルなMDMデータハブだけで、こういった要素に対応する方法について取り上げます。
これは3週間にわたって行われ、さまざまなトピックをゲストスピーカーとともに取り上げます(デモもあります)。お申し込みは以下のリンクをクリックしてください
質問がある方、これらのトピックについて何か発表したい方、これらのイベント期間中にミーティングをご希望の方は、ぜひCSM@marklogic.comにご連絡ください。
それではイベントにてお待ちしております。
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